小学校 中学年の部


   山のきれいな水
	         高知市立高須小学校
                四年 小 松 香 穏 

 おじいちゃん、おばあちゃんの家の前には山がいっぱいあります。その山のふもとには、川があって、私は、夏になると毎年この川で遊びます。その川には、いつも、赤色のきれいなカニがいっぱいいます。その川の水を、手ですくってみると、とうめいで、きれいでした。川の水を飲んでみると、いつも飲んでいる水道水とは、少しちがう味がしました。山の水は、おいしかったです。この川には、おじいちゃんと来ているけど、いつもおじいちゃんは
「山の水はきれいで、えいね。」
と言います。この川には、おじいちゃんもお母さんも、子どもの時に遊んでいて
「昔も今も、ぜんぜん変わっちゃあせんなぁ。」
と言っていました。この山の水は、他にも、おじいちゃんの、田んぼの水として使われています。田んぼでは、お米を育てています。
 私が
「どうして水道水やないが。」
と聞くと、おじいちゃんは
「山の水はね、カルキが入ってなくてきれいな水ながよ。」
と、答えてくれました。山は、いろいろなはたらきをしてくれています。川の水、田んぼの水は、すべて、雨がふって、山の木が雨水をすいこんで、山のふもとに水が流れてきているからです。でも、もし、山がなかったら、雨がふっても、すいこんでくれる木がないから、大こう水になってしまうのです。このようにして、山は、いろいろなはたらきをしてくれています。私は、これから、みんなが、森林を大切にして、高知県が、自然いっぱいの高知になってほしいです。