小学校の部  高学年

  光の道を作ろう

            大豊町立おおとよ小学校
                 五年 中山 堅仁
 
 ぼくは、四年生の時、間ばつ体験をして、いろいろなことを知ることができました。
 「間ばつ」、初めて聞いた時は、(いったい何のこと、どんなことをするんだろう)と全く分かりませんでした。
 ぼくの住む町には、森林がいっぱいです。というか、森林しかありません。いつも何も考えずに生活をしていたけれど、この森林や山にもいろいろな役割があることを知りました。
 森林もただそこにあるのではなく、人の手できちんと手入れがされていると知ってびっくりしました。
 間ばつは、苗木を植えて、月日が経って、林の中がぎゅうぎゅうになると、木の成長が悪くなって、大きく成長できないので、森全体に光が差すように、いらない木を切っていく作業です。間ばつをすることで、一本一本の根本にいっぱい光が差して、木がよく育ちます。
 元気に育った森は、ぼくたちを守ってくれます。光の道がいっぱいある森は、木の根がしっかり育っていて、風に強く、大雨の時も土砂くずれしないように山を守ってくれます。
 今、コロナ感染症でソーシャルディスタンスといわれています。森も人もしっかりときょりをとることで、いろんなものを守れるんだなあと思いました。
 ぼくは、自然が大好きです。自然は、いろんなことを教えてくれます。春には、緑がいっぱいで、山菜もいっぱい採れます。夏には、せみが鳴いて、カブト虫も出てきます。秋には、おいしい栗やお米も取れます。冬になると、雪が降るので、カレンダーがなくても、季節が五感によって分かります。
 ぼくの住む町には、都会にはないいいところがたくさんあります。社会や森林に、光の道をつけていくことが大切だと思いました。