平成23年6月4日(土)実施
植物学校・春
公園内の特に草原植物の保護について、牧野植物園の稲垣先生にお話していただきました。

今回は特に、ハルリンドウの保護について学びました。            

「植物の保護で、大切なのは、まずその植物を知ること。ハルリンドウは2年草だから、株を移植しても増えない。種をまけば増やすことができる。また、その植物に適した環境が必要なため、その種をまく場所も考えなければならない。草原植物は、草刈りなど人の手が入ってこそ、その植生が保たれる。」


深〜いお話、ありがたいお話でした。
公園からのお願い

公園内で植物を採取することは禁じられています。

公園内の草刈りは、植物の保護の観点から、種子が熟すのを待って行うよう努力しています。
そのため、草が繁茂していながら、草刈りができていない状態の時があります。また、反対に、学校の来園などで子どもさんの安全のため、早めに草刈りをしてしまわなければならない時もあります。
年により、草の繁茂する時期が変わるため、草刈りの時期がずれることもあります。
イノシシなどの動物に、根こそぎ掘られてしまうこともあります。
そんななか、他の場所に同じ植物があれば、その種子の成熟を待ってから草刈りをする、またその植物だけを残して草を刈るなどの努力をしています。

今後も、みなさんが利用しやすく、また草花に親しんでいただける公園管理に努力して参りますが、どうぞ、ご理解くださいますようお願いいたします。また、草刈りのボランティアなど、ご協力もぜひお願いいたします。