バスの中では、参加者の方とじゃんけん大会をしながら、途中道の駅かわうそでの休憩を取り、和気あいあいとした中、治山現場の高野に到着しました。
開会式では、当協会の副会長二宮から「現場施設で治山や林道工事の必要性や森林の役割や自然環境の大切さを知って頂き、日帰りツアーではありますが、皆様がケガなく楽しんでいただける事を願っています」と挨拶し、高知駅を出発しました。
高知駅前で開会式を行いました
間伐作業の事や山崩れ防止の説明を内塚チーフから聞きながら終点付近に向けて歩きました。参加者の方からは、これからの時期の作業についての質問などがあり、チーフは一つ一つ丁寧に説明していました。子ども達も、説明を聞きながら元気に歩き、沢山落ちていたドングリに夢中になっていて、楽しい見学になったようでした。
参加者の方からは、丁寧でわかりやすい説明で、森林、林業について、よく理解でき身近に感じられるようになったという声を頂きました。
当協会が森林や治山・林道施設の役割を知ってもらおうと毎年11月に行っているバスツア-は今年で26回目となりました。
今年も11月3日(月)に『第26回・治山・林道・体験ツアー』と題して行いました。
今回は、津野町で治山施設を視察後、梼原町で昼食・林道視察・雲の上の図書館を見学するというコースです。
ツアーの最後は、梼原町の「雲の上の図書館」です♪
高野現場説明
”皆さま、お疲れ様でした。気を付けてお帰り下さい”
参加者へのプレゼント
じゃんけんの景品
あいさつする二宮副会長
閉会の挨拶をする永野常務
当日は、晴天で、朝は少し肌寒いくらいでしたが、日中は、ぽかぽか陽気で、気持ちの良い一日でした。今年も応募を沢山頂き、その中から抽選で選ばれた22名の方全員が朝早くから参加して下さいました。高知駅バスターミナルに8時に集合、受付後、開会式を行いました。
内塚チーフによる説明
※説明資料より抜粋
林道グリーンハット線起点での説明
治山施設【高野】は、国道から徒歩で10分程の所にあります。【高野】は、以前より渓間の荒廃が激しく平成6年度から8年度の間に谷止工4基を施工しました。その後度重なる豪雨により、渓間の浸食が新たに発生し、下方の人家等への影響も考え、谷止工、護岸工を施工しました。
通常コンクリ-トにより治山ダムを構築しますが、この現場は、樹木を間伐し加工した丸太をくみ上げ、その中に栗石を詰め込み仕上げる方法を使って工事しています。
現地に到着後、高知県須崎林業事務所の内塚チーフより被災時の状況について説明があり施工方法についても、順番に写真を見ながら丁寧な説明がありました。参加者の方々は熱心に説明を聞き、質問をしたり、中々見る機会がない場所なので、説明を聞きながら周辺を見学したりしました。
昼食は、かやぶき屋根の「くさぶき」で、おいしいお蕎麦や山菜料理を堪能しました。
雲の上の図書館は、建築家 隈研吾氏による設計で、「学びの場」「憩いの場」「文化継承・想像・発信の場」の創出を目的として整備され、人・本・文化の架け橋となるような『わくわくする図書館』を目指しました(梼原町パンフレット 隈研吾 建築物概要から抜粋)
雲の上の図書館では、見目さんから、図書館の概要説明を受けた後全員で館内を見学させていただきました。
防腐処理した丸太を使用して耐久性を高くしています。状況を見て木製ダムを作っています
脱藩定植
森林が持つ公益的機能を重視し、私たちの暮らしを守るために重要な役割を担っている保安林についても説明がありました。
昼食後は、太郎川公園周辺をゆっくり散策しました。
図書館を見学した後、集合写真を撮り帰路に着きました。
帰りの道中でもじゃんけん大会をしながら、道の駅での休憩を挟んで午後5時ごろ、高知駅に到着し解散となりました。
閉会式は、帰りのバスの中で行いました。当協会常務の永野から、「今回のツア-で、治山・林道の効果や必要性について少しでも関心を深めて頂けたらありがたいです」と挨拶をしました。
補足説明をする植野課長
ゆっくり食事を楽しんでいただいた後は林道グリーンハット線の視察をして頂きました。治山に引き続き説明は須崎林業事務所の内塚チーフが行いました。
この林道は、延長7kmで幅員4mの林道です。
森林整備の促進はもとより、生活道路として利用でき、木材輸送などに役立っています。
見目さんによる説明
このツア-は、来年も続ける予定ですので、参加頂ければうれしいです。
来年又お会いしましょう!!
高野現場周辺を見学する参加者