今後の路網整備には、コスト機能に優れた効率的な構造物が求められています。
そこで、「コスト対機能」の確保の視点で路面排水施設の要といえる横断排水施設について、「簡易な資材」を活用することによって低コストで且つメンテナンスフリーなタイプを考案しました。
実際の現場に設置した状況写真です。
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主催 | 林道研究会 |
後援 | 林野庁・日本林道協会 |
日時 | 平成23年10月12〜13日 |
優秀賞 | 「簡易資材横断溝の試作」 (社)高知県山林協会 河野 忠晃 西村 仁 |
丸太簡易横断溝の特色 | ||
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@波板の流路 | ○異形鉄筋によって横断溝の丸太を保持させる構造。 ○保持鉄筋内側に番線を任意の高さで巻き付けることで流水路(波板を使用)に効果的な勾配が確保出来る。 |
@、Aにより 横断溝内に一定の路面水が流入すると堆積土砂は大半が流出される。 ![]() (横断溝の勾配:設置勾配7〜8%+本体勾配3%=10%以上) |
A平面的な設置 | ○設置箇所の道路勾配は、10%程度で平面的な設置角度を下流に向けて30゜とすることにより設置による流路勾配は、5%以上確保出来る。 | |
B横断溝山側へ 古タイヤ・ゴム板等を設置 |
○山側からの土砂流入の抑止と路面水の誘導 ○幅員4m以上の場合は、タイヤ横断溝を追加設置する事で4m等の定尺材を使用しても全横断型の横断溝となる |
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C丸太木口の 防腐処理 |
○木口を炭化させる(バ−ナ−で熱処理)ことにより、耐久性を高める。 |