SANちゃん・RINちゃん新聞 −第12号−
−冬芽−
冬のテ−マは”冬芽”でした。今年は暖冬で山の中でも、それ程寒くなく植物観察には丁度の気温でした。冬芽といっても、日頃気を付けて見た事がなかったので、とても楽しい一日でした。樹木の葉根や葉柄痕には、様々な形があり、葉柄痕の中には人の顔や動物の顔の形に似たものがあって、それを探すのがとても、楽しいものでした。
「コブシ」
「ブナ」
「トチノキ」
赤褐色で樹脂に覆われている。べっこう飴のような感じ。大きさは10mmぐらい。葉痕は大きい |
アリがくっついていたよ、こうやって芽を食べられないように身を守っているのかな
ラクダの顔みたい
筆の先みたいで気持ち良かったよ
葉痕
冬の寒さや気候の変化から芽を守る為に、冬芽にはいろんな工夫がされているようです。
毛で覆われていたり、ベトベトした油分の粘液を出していたりと様々です。
葉痕
モクレン科、落葉高木で、春を呼ぶ植物といわれている。 |
ブナ科、冬芽は長紡錘形で、先は鋭くとがっているのが特徴 |
こんな風に見えませんか
ユキノシタ科、アジサイ属。冬芽は枝の先端に頂芽を付ける。葉痕は三角形で髄は太い。 |
「ノリウツギ」
一年を通じて植物学校に参加して、季節の移り変わりを感じられたし、植物の名前を覚えるのは楽しかったです。
今年も開催されますので、ぜひ参加してみて下さい。
地球温暖化のせいでしょうか、今年足摺では四季の花が一斉に咲いたそうです。山歩きをしながら今の森林の状況や四季の植物の変化について考えてみてはどうでしょうか。
今年も第1回目は”スミレ”などの春ならではの植物観察です。
楽しみだな−。子供たちの参加も待ってるよ!
「センダン」
「アオギリ」
冬芽の形は、つぶれた球形で、短毛が密生している。葉痕の形はT字形をしている。 |
カマキリに似てるよね
大きな木に大きな葉のアオギリですが、冬芽はこんなに丸くてかわいい形をしています。葉痕はだいたい円形。 |
「タブノキ」
「オンツツジ」
花芽は長さ1.5〜1.7cmの楕円形。葉痕はハ−ト形。 |
観察にル−ペは必需品です
図鑑とにらめっこ
これは何やろう
どんな形に見えるかな−
「ヤドリギ」
「コナラ」
クヌギと共に雑木の代表選手、冬芽は互生し卵形で先端がとがっている。色は赤褐色 |
今回はハ−ト形を見分けられませんでした。残念!